【CJC=東京】スイスのチューリヒに拠点を置く安楽死援助団体『ディグニタス』を訪れ登録する英国人がこの2年で630人に上ることが明らかになった。2003年にレグ・クルー氏(74)がチューリヒで安楽死することを公表して以来、登録者が急増している。3月4日付けの『インディペンデント』紙が伝えた。
今後4年で安楽死を希望する英国人は1865人に達すると見られ、その内100人はスイス行きを願っているという。英国ではたとえ患者の意思であっても、安楽死は認められていないが、スイスでは自殺ほう助が合法とされている。
『ディグニタス』に安楽死を求める人は末期症状の患者だけではなく長期にわたって神経疾患などに苦しんできた人もいる、という。□