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中国の『家の教会』指導者が国連人権委で証言

 【CJC=東京】ジュネーブの国連人権委員会が開催した第61回年次会議で3月30日、中国人女性リュー・シャンジ氏(33)が、信仰を理由に6年間強制収容所に拘束され、拷問、虐待を受けたことを証言した。リュー氏は、信徒数10万人を超えるという華南教会のトップ指導者20人に数えられている。
 1996年にリュウ氏は『不法な伝道者』として逮捕、シャウアン(音訳)強制労働収容所に拘束され、98年釈放されたが、2001年の華南教会抑圧の際に逮捕された。
 中国の教会抑圧事情を調査している『中国援助協会』(CAA)のボブ・フー総裁も、非登録宗教団体に対する中国の政策について述べた。
 フー氏夫妻は「違法宗教活動」を理由に交流されるまで北京の『家の教会』を指導者していた。釈放後、一層の弾圧を逃れ国外に脱出したという。
 『中国援助協会』によると、国連で中国の『家の教会』指導者が中国での宗教抑圧、拷問、性的虐待、違法拘留などに関して証言したのは2回目。
 第61回年次会議は、国連認定NGO『国際女性の声』が後援した。□

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