【CJC=東京】ミハイル・ゴルバチョフ元ソ連書記長が「富める者には貧しき者を助ける義務がある」という故教皇ヨハネ・パウロ二世の見解を掲げ、IT業界は貧富の格差を埋める手助けができると呼びかけた。IDGニュースが報じた。
ボストンでこのほど開催された『マサチューセッツ・ソフトウエア評議会』の基調講演で語ったもの。
テロや世界的な危機に軍事力で対抗すれば、さらなる分裂を引き起こすだけであり、貧富の格差拡大につながると同氏は述べ、それがテロの拡大を助長しているのだ、と指摘した。
ITはこの格差を埋め、「より安全で公正で、人道的な新しい世界秩序」を作る手助けができるし、そうするべきだという。□