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愛知万博に宗教色ないのを独週刊紙が批判

 【CJC=東京】独キリスト教専門『IDEA』通信が、愛知万博に宗教色がないことを週刊紙『ディーツアイト』が批判したことを紹介している。
 それというのも2000年に独ハノーバーで開催されたエキスポでは宗教が全面に打ち出されていたからだ。プロテスタント教会とカトリック教会は『キリスト・パビリオン』を出し、福音派は『望みのパビリオン』を展開していた。イスラム教のパビリオンもあったし、ネパールのパビリオンはヒンズー教寺院を象っていた。
 愛知万博は、「自然の叡智」を主題に、サブテーマとして「宇宙、生命と情報」「人生の“わざ”と智恵」「循環型社会」を掲げており、宗教は現代の重要な問題であるのに、会場で「宗教」が見られるのはサウジアラビア・パビリオンのイスラム教だけだと言う。キリスト教、仏教、ヒンズー教といった他の宗教は完全に除外されている、と同紙は批判している。
 愛知万博は3月25日から9月25日まで185日間開催され、来場者は1500万人の予想。□

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