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教皇はバチカン市国の外交拡大を希望

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は5月11日、バチカン(ローマ教皇庁)駐在外交団と初めて会見、未国交の国と外交関係を結びたい、と語った。
 教皇は、特定の国際問題には触れず、また出身国ドイツを除いては特定の国について言及しなかった。教皇は、故国ドイツが「夢と幻想に覆われ、男と女に抑圧というくびきを掛けた破壊的で非良心的なイデオロギーのために、戦争と同じ国に属しながら兄弟が分裂させられる」という苦難を味わった、と述べた。
 バチカン市国は現在174カ国と外交関係を維持している。バチカンには、マルタ騎士団、ロシア連邦、パレスチナ民族機構も代表を送っているほか、国連、国連人権委員会、アラブ連盟の代表も駐在している。
 教皇庁に信任状を提出した大使の数はヨハネ・パウロ二世在位の間にほぼ倍増した。1978年にバチカン市国と正式外交関係にあったのは僅か92国。□

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