【CJC=東京】アフリカのカトリック教会は急成長し、聖職への献身者も多数に上っているが、その中身が問題だ、とガーナ・ケープコーストのピーター・タークソン枢機卿が訪米の際に指摘 した。改宗を本物にしなければならない、と言う。米ボルチモア大司教区の新聞『カトリック・レビュー』に述べたもの。 「アフリカの教会が繁栄しているのは事実だが、あまり深みのない教理(カテケーシス)が蔓延している。伝統的な文化や価値が、福音によって根本的に変えられているわけではない。より深く根づいた回心経験が必要だ」と言う。
枢機卿はフランシスコ会修道士の叙階式に出席の途中、ボルティモアに5月18〜19日滞在した。□