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英国国教会とメソジストのカベナントが聖餐変革を提案

 【CJC=東京】英国国教会とメソジスト派の『カベナント』の最初の中間報告が合同実行委員会(JIC)から発行され、今夏に開かれるメソジスト派大会と英国国教会総会に提出される。
 『契約(カベナント)の真意』と題された報告書は、議論の枠組みを定め、両教会でカベナントに関して討論するためのもので、教会生活に関して三つの主要領域(聖餐におけるパンとブドウ酒、聖別、聖職の相互承認)について触れている。
 報告書は、聖餐の伝統の根本的な変革を提案している。
 メソジストは聖餐には個別のカップで受けるが、報告書は、英国国教会の方式に沿って一つのカリス(聖餐杯)方式を提示している。
 パンに関しては、英国国教会が採用して来た各信徒に用意したウエファス(ホスチア)ではなく、メソジストが行ってきた普通のパンを感謝の祈りの後に割く方法を提案している。
 聖餐のブドウ酒については、「ブドウの木の実」だけが使われたもの、という点で同意している。英国国教会は、アルコールを含むブドウ酒を使う伝統を変えることなく、メソジスト派はアルコールを含まないグレープジュースをこれまで通り使用することになる。□

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