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ウズベキスタンのタシケントでバプテスト教会手入れ

 【CJC=東京】ウズベキスタン警察は6月12日、首都タシケントのベタニア・バプテスト教会を捜索、礼拝中の牧師2人、信徒4人を拘留した。信教の自由を擁護する米国の監視団体『バルナバ・ファンド』が報じた。
警察は、6人の逮捕前に、その建物内では教会の集会は許されない、と宣言した。私服警官は、建物内で献金箱とキリスト教書を捜す一方、信者を脅迫、威圧し、居合わせた全員の住所、氏名を記録した。また警察は子どもが礼拝に出席するのは違法として、その捜査も行ったが、たまたま子どもたちは当時別に集会を行っていた。それが警察を失望させて、信者への取り調べが厳しくなった、という。
 ニコライ・シェフチェンコ牧師とセルゲイ・クリプノフ牧師は信者4人と共に連行された。警察が、教会の集会に関する釈明書を書くよう要求したが、シェフチェンコ牧師らは拒否、弁護士との接見を要求しを拒否した。
 警察は、教会が閉鎖され、牧師たちは投獄され、拷問される、と脅迫を続けた。調書に署名するまでは釈放しない、と脅かされたが、6人は拒否を貫き通し、結局同日夕に釈放された。
 ウズベキスタンの法律では、同一容疑で3回逮捕されると、罰金では済まず懲役刑に処せられる。
 ベタニア教会は、バプテスト派だが、正式認可されていない。□

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