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グラハム牧師がニューヨークで「最後」の米国内伝道集会

 【ニューヨーク=CJC】米国の著名な大衆伝道者ビリー・グラハム牧師(86)が6月24日からニューヨークで大衆伝道を始めた。会場となったクイーンズ地区のフラッシング・メドウズ・コロナ公園に詰め掛けた約6万人を前に同氏は「世界がいま最も必要としているのは、憎むことでなく、愛すること」「教会に通い、洗礼も受けても、心の奥深くでは何か別のものが必要で、それをもたらしてくれるのがキリストだ」などと説いた。集会は3日間続く予定。
 グラハム氏は高齢のうえ、前立腺がんやパーキンソン病を患っている。417回目になる今回の集会を同氏自身「国内では最後」としている。22日に行った記者会見では「健康と体力の衰えで私のできることは限られてきた。伝道の日々はまもなく終わる」と述べていた。
 グラハム氏は世界185カ国を訪問、約2億人に伝道した。1992年と94年には北朝鮮を訪れ、当時の金日成主席とも会談した。またトルーマン以来、ブッシュ父子を含め米歴代大統領とも親密な関係を築いた。ブッシュ大統領は同氏との出会いが信仰を深める転機になったという。ただ、政治的な問題とは一定の距離を置いてきた。□

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