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教皇、『教会のカテキズム要綱』を発表

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は6月28日、『カトリック教会のカテキズム要綱』(イタリア語)を発表した。
 バチカン放送によると、教皇は枢機卿、司教、司祭、助祭、男女修道者、信徒の家族、カテキスタ、教会奉仕者らの代表に、完成したばかりの要綱を1冊ずつ手渡した。
 要綱は1992年に公布された『カトリック教会のカテキズム』を一層活用することを目的に教皇ヨハネ・パウロ二世の指示で編集されたもの。
 03年に設置された要綱準備特別委員会で、当時教理省長官であったヨーゼフ・ラッツィンガー枢機卿(現教皇ベネディクト十六世)は責任者として編集に尽力した。
 要綱は『カトリック教会のカテキズム』の内容にある信仰と道徳をそのままにより簡潔化し、質問と回答の対話形式をとっている。バチカン出版局とサンパウロ出版の共同出版により刊行され、イタリアの書店でも販売が開始された。
 教皇は、読者を引き込み考察させる対話形式、各章の間に挿入された聖画がメッセージ性を高めた、巻末付録にカトリック教会の主要な祈りが日常的に話される言語とラテン語の2通りの表記で収録されている、など要綱の特徴を説明した。□

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