【CJC=東京】中国カトリック教会上海教区補佐司教へのジョセフ・シン・ウエンジ神父(42)任命はバチカン(ローマ教皇庁)と中国政府の意向が一致した例となった。
ただ中国側は6月30日、「シン司教は上海のカトリック共同体で選任され、中国天主教(カトリック)司教協議会で承認された」もので、バチカンの承認を得てはいない、と上海市宗教事務局がAFP通信に語った。
一方、バチカンはシン司教が聖座によって任命されたことを正式に確認した。バチカン当局はさらに、バチカンの任命を公認(官方)教会が受け入れた例はこれが初めてではないことを明らかにした。□