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科学データは進化のデザインを支持、とシェンブルン枢機卿

 【CJC=東京】「生命デザインに関する確かな証拠を否定する進化論の立場は科学ではなくイデオロギー」であり、カトリックの教えと相容れない。ウイーンのクリストフ・シェンブルン枢機卿が7月7日付けの米紙『ニューヨーク・タイムズ』への寄稿で指摘した。多くの科学者が「近代科学で発見された目的とデザインに関する確かな証拠を避け」たがっている、と言う。
 「“偶然と必然”の結果としてデザインの出現を説明しようとする理論は科学などではなく、教皇ヨハネ・パウロが指摘したように人知の後退だ」と説明、さらに教皇ベネディクト十六世も同じ見解だ、と枢機卿は説明している。
 米公立学校で交わされている、創造が知的デザインの結果である、と科学の授業で教えることをめぐる議論には寄稿は触れていない。□

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