【CJC=東京】バチカン放送電子版によると、ケニア中部のイシオロで7月14日夜、イタリア人のルイジ・ロカーティ司教(77)が武装グループによって殺害された。同司教は1995年イシオロ代牧区の創設に伴い、翌年より代牧を務めていた。
同司教は出張先のナイロビからイシオロに戻ったばかりで、司牧センターで夕食をすませた後、数百メートル離れた宿舎に戻る途中、6人組の武装集団から銃撃された。
同司教はこれまでにも何度か脅迫を受けている。
ロカーティ司教は1928年、ヴェルチェッリ生れ。52年、司祭叙階。ヴェルチェッリ教区から宣教師としてケニアに派遣され、66年に司教に叙階。定年を理由に現職からの引退を願い出ていたが、引退後もケニアの人々のもとに留まる決意を表明していたという。□