教界ニュース

ニュースを友達にも教える

教皇は「テロ非難でイスラエル回避」と抗議

 【CJC=東京】イスラエル政府は7月25日、ローマ教皇ベネディクト十六世がテロを非難する一連の発言で、イスラエルに対するテロについては意図的に言及を避けていると批判、バチカン大使を外務省に呼んで抗議した。共同通信が報じた。
 イスラエル外務省は「教皇は意図的にネタニヤのテロを非難しなかった。ユダヤ人との関係を重視するなら振る舞いに注意するべきだ」との声明を発表した。
 教皇は7月7日のロンドン同時テロに非難の姿勢を明らかにし、24日の演説では、英国、トルコ、エジプトで起きたテロには具体的に言及したが、イスラエル中部ネタニヤで12日に起きた自爆テロには触れなかった。
 教皇庁報道官は「教皇がすべてのテロに反対するのは当然」とイスラエルの批判を受け入れていない。ただシルヴァン・シャローム外相は「意図的ではなくミスだったことを願う」と非難を弱めている。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005/08/02