【ＣＪＣ＝東京】バプテスト世界連盟（ＢＷＡ）は創立１００周年記念大会を７月２７日から３１日まで、英バーミンガム市の国際会議センターで開催した。５年に一度開かれるこの大会には１１２カ国１万５０００人が参加した。１９０５年に英国で開かれた第１回大会では参加者の８５％が欧米各国から集まったものの、今回は６５％が南半球各国からの参加。デントン・ロッツ総幹事は「これは新たな枠組み変換（パラダイム・シフト）だ。」と語った。トニー・ブレア英首相は、全世界３５００万人のバプテストを「力に挑戦する準備ができている」善のための強固な勢力と評価した。
　初日に行われたＢＷＡ評議会では２００６年予算として約２３５万米ドル（約２億７０００万円）を承認した。前年比３７万米ドル（同４２５５万円）の増加。また災害救助と開発計画のため『バプテスト世界救援』の予算約２５０万米ドル（同２億８７００万円）を承認した。同連盟女性部は５０年前に結成されたが、今回初めて黒人のドロシー・セレバノ氏を部長に選任した。同氏は南アのポッチェフストローム大学顧問で６言語に堪能という。
　大会は同派の著名牧師による聖書講義や文化祭、分科会や展示会など内容は盛りだくさん。ジミー・カーター元米大統領を囲む昼食会も行われた。
　加盟教会が共に礼拝し、宣教や社会問題に対する意見を共有することが大会の大きなねらい。次回は２０１０年にハワイで開催される。□