【ＣＪＣ＝東京】教皇ベネディクト十六世は８月３日、水曜日高齢の一般接見で、中国から訪問した司祭代表団２８人を歓迎した。バチカン（ローマ教皇庁）の北京政権との関係改善への意思表示と見られる。
　４月の教皇選出以来、中国国内で教会活動の自由を拡大するためバチカンからは様々なサインが出されている。ただ中国政府の「地下」カトリック教会への新たな締め付けの動きも見られ、予測を許さない。
　中国人司祭たちは神学校教師や教会活動管理担当者。ドイツの神学校で、１週間の研修を受けた後にローマを訪問した。
　カトリック系『アジア・ニュース』によると、司祭たちは政府公認の「官方」教会に所属している。□