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バチカンとイスラエルがテロ非難をめぐって舌戦

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)とイスラエル外務省が、テロ攻撃に関する教皇の非難をめぐって舌戦を加熱している。
 イスラエル外務省のユダヤ人問題担当のニムロデ・バルカン氏は7月26日、バチカンが対イスラエル・テロを非難しない慣例があり、「新教皇になったので、それに対処することにした」と『エルサレム・ポスト』紙に語った。
 「非難しなかったことへの対価を支払うことなく、それを続けているが、しかし私たちがこのまま静観するつもりはないことが分かれば、姿勢を変えると思う」と言う。
 これに対しバチカンのホアキン・ナヴァロ=ヴァルス報道担当は、教皇ベネディクト十六世に対してイスラエル外務省が7月25日、「出しゃばった非難」をしたことは根拠のないものであることをバルカン氏が分かっているとして「ヨハネ・パウロ二世が無言で通した」ことに意味がある、と指摘した。□

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