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米テキサスの公立学校で聖書講座採択

 【CJC=東京】米テキサス州オデッサの教育委員会がこの4月に公立高校の選択課程に『聖書研究講座』を2006年から採択することを満場一致で票決したとき、賛否両論が巻き起こった。中には神に感謝の祈りを捧げた人もいたが、これは、ノースカロライナ州グリーンズボロに本拠のある宗教権利擁護団体『公立学校の聖書講座に関する全国協議会』の12年にわたる働きの結果であることも確かだ。同協議会は、政教分離を求める憲法の枠内で、教派的な偏りを排した歴史的、文学的な概説講座だとしている。
 一方、反対派も声を強め、『テキサス自由ネトワーク』が「保守派プロテスタントの視点を採用するように学生と教師を説得しようとする間違いだらけの聖書講座」であるとする研究結果を発表するため8月1日記者会見を行うこととした。
 反対派は、協議会に訓練された地元の教師によって教えられる講座は宗教的な問題を内に秘めており、講座が特殊創造説を支持して進化論を無視し、憲法が聖書に基づいており、「NASA(米航空宇宙局)の報告書」が太陽は動かないという聖書の記述を支持している、といった疑わしい主張に信ぴょう性を与えようとしている、と言う。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005/08/08