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ウクライナ・カトリック教会が正教会の警告無視しキエフへ首都大司教座移転

 【ワルシャワ=ENI・CJC】ウクライナ・カトリック教会は、首都大司教座を8月21日に西部の都市リビウ(リボフ)から首都キエフの新大聖堂へ移すと発表した。相互の関係に悪影響を及ぼす、との正教会側からの再三の警告を押し切ってのこと。
 「教会会議は教規に沿って2004年10月にこの決定を行った。教皇によって承認されたものではない」と、同教会のバチカン駐在フリブ・ロンキナ氏はスイスのカトリック通信『アピック』に語った。「正教会は、キエフを教会法上、自己の領域と見なしている。しかしある場所が正教会のもので、他のある場所はカトリック教会のものだ、などとは言えない。信徒がいる所ならどこでも司祭や司教がいて当然だ」と言う。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005/08/17