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米福音ルーテルと合同メソが「暫定的な聖餐分かち合い」関係に

 【ニューヨーク=ENI・CJC】米福音ルーテル教会(ELCA)は8月8〜14日に開催した総会で、合同メソジスト教会(UMC)との間で「暫定的な聖餐分かち合い協定」関係に入ることを877票対60票で決定した。合同メソジスト教会は2004年4月に承認している。
 協定は両派の間で30年にわたる一致を目指した対話の中からまとめられたもので、完全相互聖餐関係に入る前提のものだが、時期的なものは決まっていない。
 暫定「試験」期間中は、聖餐式を共同で行う形をとる。完全相互聖餐に関して最終合意が出来ると、両派間で聖職も認め合うことになる。僻地など単独で常任の聖職者を確保出来ない場合などには協定が役立つと見られる。
 完全相互聖餐関係は、米国の主流プロテスタント諸派の間で増加している。福音ルーテル教会はすでに聖公会、モラビア教会、長老教会(PCUSA)、改革派教会、合同キリスト教会との間で協定を結んでいる。
 合同メソジスト教会は米国の主流プロテスタント教会では、信徒820万人の最大教派。福音ルーテル教会は信徒490万人。□

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