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米長老派は個人的な福音伝道が苦手

 【CJC=東京】米長老教会(PCUSA)信徒のほとんどがこれまでに誰かを教会に導いたことがあるものの、個人的な福音伝道は得手でない、ことが今年2月の調査で明らかになった。
 会員、長老、牧師を対象にした抽出調査の結果、信徒の59%、長老では68%が、過去1年間に少なくとも1人を教会の礼拝に誘ったと答えた。礼拝以外の教会活動に誘ったとなると、その数は少し増え、会員の61%、長老の77%が誰かを誘っている、と言う。
 しかし、人々と話すことになると、教会へ行くことの意味については既に知られており、友人や仲間とキリスト教の意味に関して語り合ったり、他教会員で最近礼拝に出席するようになった人を訪問する、という点では教会員は消極的なことも分かった。
 教会に誘わない理由には「出席していない人に心当たりがない」(36%)、「そういうことをするのは苦痛だ」(23%)、「関心を持っている人を知らない」(19%)、「礼拝がつまらない」(18%)などが上げられた。
 同派の牧師は、1カ月平均2時間を「現在どこの教会にも属していない人と直接連絡を取ること」に費やしている。19%は、そのような時間を取れないと言い、10%はそのことに月10時間以上を裂いていると答えた。
 会員の半分と長老の57%は、自分たちの教会が前年に個人伝道のための教会学校クラスや計画を実施したと言う。それらに参加したのは会員の44%、長老の49%と、半数に満たなかった。
 個人伝道のための教会の訓練に「非常に関心がある」か「関心がある」と答えたのは会員の57%、長老の75%。その種の活動で、より身につくことがあると感じるなら、個人的な接触に牧師がより多くの時間を裂くことを会員が「確実に」か「多分」期待していると思う、とほとんどの牧師が答えた。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005-08-29T22:23:44+09:00