【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世(78)が、「サッカーの神様」と呼ばれるブラジルのペレ(64=本名エドサン・アランティス・ド・ナシメント)と、8月20日にドイツのケルンで対面した際、誰だか分からなかったらしく「あなたはブラジル人ですか」と問うたと、英大衆紙『デイリー・ミラ』25日付けが報じた。側近が「彼はペレです。世界で最も偉大なサッカー選手です」と耳打ちしたのを、『世界青年の日』の催しをまとめたテレビの映像から読唇術の専門家が分析した。
ペレは教皇の祝福を受ける前に3回、教皇の手にキスした。
ペレが故教皇ヨハネ・パウロ二世と接見した時には順調に進んだが、それは故教皇がサッカーが好きだったからだ、と言う。バチカン(ローマ教皇庁)の報道担当は「現教皇はピアノとか音楽の方が得意」と弁明している。□