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『テゼ共同体』の今後、プロテスタント側に懸念

 【CJC=東京】エキュメニカル(教会一致を目指す)な『テゼ共同体』の創設者ブラザー・ロジェの葬儀が8月23日『和解の教会』で行われたが、葬儀に参列した欧州教会会議のジャン=アルノルド・ドクレルモン議長(仏プロテスタント連盟議長)が葬儀後、ENI通信に「テゼはプロテスタントに意義のある場所だ。今後数カ月に、共同体の兄弟と私たちは、ある種の不明確な問題を解決するために協議する必要がある。若ものと実行された働きなのだから、だれかがテゼを引き受けるというものではない」と語った。
 プロテスタントだったブラザー・ロジェがカトリックに改宗したとのうわさが流れており、今回の葬儀もバチカン(ローマ教皇庁)『キリスト教一致推進評議会議長』のヴァルター・カスパー枢機卿によって導かれた。欧州のプロテスタントの中にある漠然とした懸念を明らかにしたと見られる。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005-08-29T22:28:50+09:00