【ＣＪＣ＝東京】米カリフォルニア州上院が９月１日、『同性愛者間結婚』法案を２１票対１５票で可決した。米国史上で初めてのこと。保守派は法案が市民の意志を無視したもので、違憲と主張していた。
　バーモントとコネチカット州では、同性間の民法上の結合を合法化する法案を可決しているが、「同性愛者間結婚」を合法化する法案可決はこれまでなかった。法案は、これまで結婚の条件として「男性と女性」と規定していたものを「２人」と読み変えるもの。
　カリフォルニア州下院は、同法案に反対しているので、再審議の結果は予断を許さない。アーノルド・シュワルツネッガー知事も態度を明らかにしていない。
　知事が署名して成立しても、違憲訴訟に持ち込まれるのは必至と見られる。□