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中国がシノドスへの司教参加招請を拒否

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)はこの10月開催する、聖体に関するシノドス(司教会議)に、中国から司教4人の参加を招請していた。公認(官方)教会から3人、地下教会から1人を招くことで、聖座(バチカン)との対話を求める「友愛」を北京政府に示す意図と見られていたが、中国側がこの招請を拒否したことが明らかになった。
 中国の天主教三自愛国会の報道担当は「招待が、教皇の本来の善意にそぐわず、中国の500万人のカトリック者、司教、司教会議と天主教三自愛国会、さらには中国の二つのカトリック集団の意思決定権に対する敬意が全く見られない。聖座が中国・バチカン関係改善を誠実に求めるのなら、新たな障害を作るのではなく、実際の行動に出ることを願う」と述べている。
 バチカンが招待したのは、公認教会のアンソニー・リー・ドゥアン(西安)、ルイス・ジン・ルシャン(上海)、リー・ジンフェン(鳳翔)の各司教とチチハル(斉斉哈爾)のジェセフ・ウェイ・イ司教。
 バチカンは、地下教会に約800万人の信徒がいる一方、公認教会には500万人が属していると見ている。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005-09-13T01:44:31+09:00