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現教皇支持票は意外に少なかった、と伊誌暴露

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世の支持票は教皇選出に必要な数を7票上回っただけだった。共同通信がイタリア誌『リメス』の報道として、具体的な選出過程は門外不出とされている教皇選挙(コンクラーベ)の内幕を伝えた。
 選挙前、社会問題では保守派ながら反グローバリスムを主張するイタリア・ミラノ大司教のディオニジ・テッタマンツィ枢機卿や、保守色は残るものの第三世界の貧困問題に理解のあるアルゼンチン・ブエノスアイレス大司教のホルヘ・ベルゴリオ枢機卿らの名が挙げられ、最終的に教皇庁国務長官ヨーゼフ・ラッツィンガー枢機卿(現教皇)とテッタマンツィ枢機卿が有力候補とされていた。しかし同誌は今年4月のコンクラーベに参加した枢機卿の日記も掲載、ベネディクト十六世の対抗馬がベルゴリオ枢機卿だったことも報じている。
 同誌によるとベネディクト十六世は枢機卿115人の投票で84票を獲得。全体の3分の2、77票以上という教皇選出の条件はクリアしたが、100票弱を獲得した前任のヨハネ・パウロ二世やその前のヨハネ・パウロ一世と比べると「支持率」は低かった。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005-09-27T02:22:15+09:00