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『トリノの聖骸布』の印影は復活の時のものか

 【CJC=東京】米ロサンゼルスの典礼芸術家イサベル・ピチェクさんが、『トリノの聖骸布』の印影はキリスト復活の時のものという革新的な説を展開している。テキサス州ダラスで9月8〜11日に行われた『国際トリノの聖骸布会議』で発表したもの。会場では称賛の声が上がったという。
 『トリノの聖骸布』は、十字架にはりつけにされたキリストをくるんだ際に像が写し出されたとされる布で、何世紀にもわたってその真偽をめぐり論争が絶えない。ダラスでの会議には、世界各地から学者、芸術家、医師など160人が参加した。
 ピチェクさんは、実際の3分の1の像を作成、それを使って布の印影には「隠れた浅浮彫り」があることを説明した。
 像は、ちょうど浮揚している男性の肉体の上下にぴんと引き伸ばされた布の上に写し出されているが、それが平面的に描かれたものではなく「準立体的で、浅浮彫りに酷似している」と、ピチェクさんは説明している。
 これまで像は描かれたものだという意見が支配的だったが、カトリック信者で理論物理学者のピチェクさんは、像はキリストが復活した時のもので、像がなぜこのように写し出されたかは、今後の科学の進展を待たなければならない、と言う。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005-10-03T22:53:18+09:00