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米国に聖書の世界観に立つ『創造博物館』

 【CJC=東京】米オハイオ州シンシナティ郊外に聖書の世界観に立つ『創造博物館』が2007年初めに開設される。『アンサーズ・イン・ジェネシス』(創世記の回答)という米国の特殊創造論者の団体が総経費2500万ドル(約28億円)を掛けて建設中だ。
 2007年の正式開館前の限定公開で、ガイド役を務めたマーク・ローイ副館長がホールを通り抜けて、案内した所には恐竜『ヴェロキラプトル』の子どもの彫刻があった。「大洪水後の世界について説明する室に恐竜を置いたのは、それが人間と同時に棲息していたからだ」と言う。
 記者の1人が質問しようとしたが、すでにローイ氏は長さ3インチ(約8センチ)の歯を持つ『ティラノザウルス』の生きているような頭部の方に歩いていた。「私たちは、これを『伝道トカゲ』と呼んでいる。恐竜がエデンの園に生息したと知れば、福音の議論につながるだろう。恐竜はベジタリアン(草食)だった」と言う。
 1・2ヘクタールの人造湖もある公園の中に設立された、4500平方メートル規模の博物館は恐竜のモデルやイメージ画が特色で、科学者のスタッフも数人いる。
 博物館の前提は、世界と宇宙が6000年前に成立したもので、赤ん坊の恐竜が『ノアの箱舟』に乗ったということにある。
 「チャールズ・ダーウィンの進化論に立つ人たちは、私たちが恐竜も取り入れていることを理解する必要がある。これは明らかにされた神の実在の中で科学を認識せよと言う叫びだ」と、『アンサーズ・イン・ジェネシス』のケネス・ハム会長は言う。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005-10-03T22:55:46+09:00