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信仰はつまる所「イエスと愛」だ、と教皇

 【カステルガンドルフォ(伊)=ZENIT・CJC】教皇ベネディクト十六世は、聖体の秘跡に関連して、キリスト教信仰を「イエス、愛」の二つの言葉にまとめた。教皇は、聖体の秘跡と神の愛と、隣人への愛との間のつながりを強調した。これは夏の離宮カステルガンドルフォの中庭に集まった数千人の信者に向かって演説した際のこと。
 「愛、ギリシャ語では『アガペ』、ラテン語では『カリタス』だが、それはまず慈善やその行いとかではなく、霊の賜物、聖霊が人間の心の中に湧き起こす神の愛であり、それは自らを神ご自身と隣人に献げるものだ」と教皇は語った。
 カトリック教会の「聖体年」は10月にローマで開かれるシノドス(司教会議)で幕を閉じるが、教皇の発言はそれを念頭に置いたものと見られる。
 「イエスの地上における全て、それは誕生から十字架上の死に至るまで、愛の業であり、それを自らの信仰として要約すれば『イエス、愛』なのだ」と教皇は語った。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005-10-03T22:57:41+09:00