教界ニュース

ニュースを友達にも教える

『オイコクレジット』が貧困との戦いに融資して30年

 【ユトレヒト(オランダ)=ENI・CJC】設立30年、教会が支持する国際的な開発銀行『オイコクレジット』は、貧困層が事業を起こす際に小口金融を行うことでは世界第一になった。
 オランダに本拠を置く『オイコクレジット』が10月6日発表したところでは、今年1〜9月で、ミクロ金融部門の融資額が5300万ユーロ(約73億円)の新記録を達成したという。同部門は資金繰りのための少額融資に応じるもの。延べ融資額は1億3500万ユーロ(約153億円)となった。
 貧困層・低所得者層のための金融サービスは国際援助の中で最も急速な成長部門の一つ。である、そして、国連が2005年を「国際少額金融年」と宣言した際に援助を受けている。
 『オイコクレジット』の融資の過半は非政府組織(NGO)など『小規模金融団体』(MFI)によって47カ国で貧しい共同体対象に行われている。
 『オイコクレジット』は1975年に世界教会協議会が社会的に正当な投資の手段として教会向けに設立した『エキュメニカル開発協力協会』が基になっている。教会会計の専門家は初め懐疑的だったが、『オイコクレジット』は設立以来、投資家に損害を与えてはいない。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005-10-12T00:21:18+09:00