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旧東独秘密警察が教皇を「危険人物」と監視

 【CJC=東京】共同通信が10月2日付のドイツ大衆紙『ビルト』報道として伝えるところによると、旧東ドイツの秘密警察『国家保安省』(シュタージ)が1974年から、ドイツ出身のヨーゼフ・ラッツィンガー枢機卿(現教皇ベネディクト十六世)を「共産主義に対する危険人物」として監視していたことが明らかになった。
 前教皇ヨハネ・パウロ二世は母国ポーランドの民主化運動を支援して同国や旧ソ連圏の情報機関に監視されていたが、同紙によると、ベネディクト十六世はヨハネ・パウロ二世と極めて緊密な関係にあったことから発言や行動が見張られることになった。
 同紙報道で注目されるのは、ある文書に「45年までの記録ではナチスとのかかわりは見つからなかった」との記録があったとしたことで、教皇がナチスとは無関係との見方を裏付けたと見られる。□

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