教界ニュース

ニュースを友達にも教える

イスラエルの分離壁はエルサレムを潜在的に破壊、とシンクタンク

 【エルサレム=ENI・CJC】イスラエルが3年前からエルサレムのアラブ地区を通って建設している有刺鉄線の柵とコンクリートによる「分離壁」には国際的な非難が浴びされているが、何千人ものアラブ人居住者に困難を与えているだけでなくエルサレムの大都市として果たす機能をも損ないつつある、と主要なシンクタンク『イスラエル研究エルサレム研究所』の最近の調査で明らかになった。
 イスラエルは、総延長600キロ以上ある『分離壁』が自爆テロ犯の潜入阻止のために必要、としている。エルサレムを貫いている『分離壁』は75キロ、市外に住むアラブ系市民は聖地立ち入りを阻止されただけでなく、学校や病院など利用もできない。
 調査では、『分離壁』がテロ攻撃を封じ込めたとしても、エルサレムのパレスチナ市民の欲求不満や怒りが「都市のユダヤ人社会とアラブ人社会の間に敵意を増加させ微妙な関係を壊す」としている。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005-10-12T00:32:30+09:00