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中国教会とバチカンの間に複雑な動き

 【CJC=東京】イタリアのカトリック系通信『アジア・ニュース』によると、中国政府公認のカトリック教会『天主教愛国会』が全国規模で引き締めキャンペーンを展開している。
 同会のリュウ・バイニアン総書記が、バチカン(ローマ教皇庁)で開かれた世界司教会議(シノドス)への司教招待を阻止し、また現在進行中の司教任命についても反対しているという。
 一方、イタリアで修道会イエズス会が発行している雑誌『チビルタ・カットリカ』10月15日号は、公認教会がローマとの関係を全面的に修復する方向に動いており、バチカン(ローマ教皇庁)は今後「地下教会」のための司教任命を行う必要がなくなった、と伝えている。同誌の記事は事前にバチカン国務省に提出されていると見られるところから、バチカンの姿勢を反映したものであることは確かなようだ。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005-10-17T23:01:08+09:00