【ジュネーブ=CJC】世界教会協議会(WCC)中央委員会は来年2月、ブラジルのポルトアレグレで行われる第9回大会から、全会一致で議事を進めることとした。
これがWCCの行動に与える影響は今のところ不明だ。改革支持派は、教会の交わりの中の対話とWCCの活動形態が根本的に革新される、と予想する。
一方で反対派は、論議を呼びそうな問題が、一致を危うくするもの、として取り上げられなくなる、と懸念している。「全く逆だ」と、中央委員のイーデン・グレイス氏(米フレンド宗教協会=クエーカー)は指摘する。「論議を呼びそうな問題がこれまで以上に取り上げられることを願っている。だれも、もう票のことを気にしないで良いのだから」と言う。□