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米合同メソジスと監督は同性愛者の会員資格について議論

 【CJC=東京】米合同メソジスト教会監督会議は、11月初め、ノースカロライナ州で開いた会合で、同性愛が教会員資格の「障害とはならない」と全員一致で宣言した。公然同性愛の男性の入会を拒否したバージニア州の牧師の行動を認めた教規委員会の最近の判示を批判するもの。
 教規委員会は、バージニア州サウスヒル教会のエド・ジョンソン牧師が、同性愛関係にある男性を教会員と認めなかったことを支持、同牧師の聖務執行停止を撤回し、聖職者が「個教会の会員として誰を受け入れるか牧会的な判断」することを認めたもの。
 教規委員会の判示は、牧師が人種、婚姻関係や神学的信念に基づいて差別を行えるのか、という問題への関心を提起することとなった。
 『メソジスト社会行動連合』のキャスリン・ジョンソン代表もその1人。教規委員会の判示は「影響を考えると恐ろしい」と言い「各牧師はどこに線引きすることになるのか。人種や「移民地位」などで教会員に慣れないこともある、ということか。離婚者や再婚した人はどうなのか」と言う。
 監督会議は、「全牧師と信徒に、教会を温かいもてないの共同体にするよう呼びかける」と宣言している。しかし審判結果を変更するか否かには言明していない。ただ「監督会議の中でかなり論議があった」ことは確かだ。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005-12-05T22:17:09+09:00