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バチカンが同性愛者の聖職禁止文書公表

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)教育省は11月29日、全世界のカトリック司教に対し、同性愛やその指向のある神学生を聖職に就かせないよう指示した文書を公表した。「同性愛の実践者、同性愛指向の強い人、いわゆる同性愛文化を支持する」聖職志願者は叙階を受けることができない、との内容。文書は教皇ベネディクト十六世が承認した。
 「同性愛の実践者、同性愛指向の強い人、いわゆる同性愛文化を支持する」聖職志願者は叙階を受けることができない、との内容であることが明らかになった。「事実上、そのような人々は、男性と女性に適切に関係することから深く妨げられた状態にあることに気づく。同性愛指向の強い人々を聖職に叙階するから生じる否定的結果をあいまいにするべきでない」と、文書は指摘している。
 ただし最低3年間、同性愛から遠ざかった者は聖職に就く資格が与えられる。またすでに聖職にある同性愛者は除外される。
 教会内保守勢力は歓迎の意向だが、「差別を助長し神の教えに反する」という意見も出ている。□

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