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教皇が最初の「ベツレヘム市民」に?

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は、12月3日、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長とバチカン宮殿で会談した際、同議長からベツレヘム市のパスポート第1号を贈られた。ベツレヘムを救うための国際的なキャンペーン『オープン・ベツレヘム』の一環としてロンドンの同本部が発行した。
 ベツレヘムとエルサレムや他の自治区との接触を遮断するため、イスラエル政府がコンクリート製の高さ8メートルの『分離壁』を建設したことで、ベツレヘムは「現代のゲットー」とでも呼べるような緊急事態に直面している。
 『オープン・ベツレヘム』は11月9日、ベツレヘムは開かれた無防備都市であり、独自にパスポートを発行すると宣言して創設され。パスポートには、ベツレヘムは「正当で開かれている社会の価値を向上させ、ベツレヘムの真の友人」に市民権を与える、と記されている。
 レイラ・サンスール代表は「私たちの町で生まれたメッセージを掲げることを助けるよう、教皇に、そして世界のすべての市民に訴える」と語った。□

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