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クリスマスにドア閉める米福音派「メガチャーチ」

 【CJC=東京】米福音派「メガチャーチ」に今年の12月25日のクリスマスの日曜日に礼拝を休む所が出て、話題を呼んでいる。毎週約7000人が礼拝に参加するケンタッキー州レキシントン近郊サウスランド・ディサイプル教会も25日の礼拝を休むことにした。教会職員やボランティアが自分の家族と聖日を過ごせるように考えた、と言う。
 メガチャーチの多くはその代わりにクリスマスイブには繰り返し礼拝を守る、と言う。
 そのような教会としてAP通信は、シカゴ周辺では最大規模のウィロークリーク・コミュニティ教会、ミシガン州グランビルのマースヒル聖書教会、ジョージア州アルファレッタのノースポイント・コミュニティ教会、ダラス近郊のフッェローシップ教会、などを上げている。
 全米のメガチャーチは休日問題で協議を重ねた。「非常に忙しい人にとってはライフスタイルを重んじたもので、家庭にいっそう配慮した」と関係者は言うが、もちろん賛成ばかりではない。
 「聖なるものとされるのは曜日であって、1年の中の特定の日ではない。主の日に教会の扉を閉ざすなど考えられないことだ」との意見もあれば、クリスマスがますます世俗的になって来たことを問題視する人もいる。
 カリフォルニア州パサデナのフラー神学校のロベルト・K・ジョンストン教授は、「今起きていることが、クリスマスが救世主の誕生を祝う信仰共同体の時としてよりはむしろ家族の祝いの時としてクリスマスが再定義されているのだ。信仰の核心にあるキリスト教儀式を一つ失うことになる危険がある」と言う。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005-12-13T02:17:06+09:00