教界ニュース

ニュースを友達にも教える

著名なドイツ人神学者がカトリック教会離脱

 【CJC=東京】米カトリックCNS通信が報じるところでは、ドイツの著名な教会評論家、精神分析医、神学者のオイゲン・ドレバーマン神父が、カトリック教会を離脱した、と12月13日公表した。
 同神父は1992年以来、聖務執行を禁止されている。13日のテレビのトークショーで、6月の65歳の誕生日に離脱した、と語り関係者を驚かせた。離脱は「自分への自由の贈り物」だと言う。
 同神父は8月にケルンで行われたカトリック教会の『世界青年の日』にも顔を見せたが、離脱に関して言及することはなかった。
 「私は、イエスのメッセージと人々のニーズの間の理解の橋をカトリック教会の中に架けることが出来ると思っていた。教会が基本的にこれを拒否するという事実に私は今も悩んでいる」と、同神父は語った。
 パーデルボルンのハンス=ヨーゼフ・ベッカー大司教は、教会を出るという決定はいかなるものでも遺憾だが、ドレバーマン神父の決定には敬意を払う、という声明を発表した。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005-12-21T01:50:15+09:00