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中国・天津でも聖職者と修道女が殴打される

 【CJC=東京】中国・天津で12月16日、カトリック教会司祭と修道女が暴漢に鉄棒、レンガ、こん棒などで襲撃される事件が発生した。司祭たちは教会所有地の収用に抗議していたもの。
 カトリック通信『アジア・ニュース』によると、山西省太原大司教区所有の建物の収用に抗議行動をしていた所を襲撃されたもの。
 陜西省西安でもカトリック教会の学校校舎が市当局により売却されたのに抗議、ろう城していた『フランシスコ聖心宣教会』の修道女16人が11月23日夜、暴漢グループに襲われ負傷している。
 天津の襲撃事件では、司祭1人が打撃で意識不明に、また修道女1人が頭部に負傷し入院したほか、司祭4人も負傷した。警察は現場に到着した際、司祭を尋問し、病院へ負傷者を移送したのは数時間後だった。
 問題の建物は毛沢東政権時代に押収されたが、1979年までに返却されることになっていた。それを宗教事務局が本部として今日まで使っている。最近になって宗教事務局は、修復、商業ビルとして再生するため建設会社に引き渡した。
 教区は、93年以来、返還を求めているが、当局からの応答は一度もなかったという。□

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