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米フロリダ州のルーテル教会が「ベツレヘム散歩プログラム」

 【CJC=東京】米フロリダ州ブルックスヴィルの『キリスト・ルーテル教会』ではクリスマスを迎えるに当たって「ベツレヘム散歩プログラム」を打ち出した。参会者に聖誕場面を人形などで見せるのではなく、実際に当時のベツレヘムを体験してもらおうというもの。
 同教会キリスト教教育主事のティム・リヒター氏は「これは聖誕場面の再現ではなく、イエスが2000年前に生まれた時のベツレヘムの町へ戻ってもらうもの」と語った。
 クリスマスを控えた毎日曜日、午前10時から同45分まで、ローマ軍兵士が、駐車場から人々を住民登録の担当者の所まで連れて行く。その後、「ベツレヘム・モール」と名付けられた施設に入る前に、持っている米ドルをユダヤの通貨シェケルに替えるため両替屋を見付けなければならない。モールでは、食物、飲み物、おみやげなどを買うことが出来る。ここでは羊飼いが案内役。
 路上の物乞いが盗みを見つけられて兵士に捕らえられ、ユダヤ人から石を投げ付けられる場面の再現もある。国勢調査員、両替商、羊飼い、物売り、兵士などを演じる人30人以上。一つ以上の役を演じる場合もある。
 「ベツレヘム散歩」を思いついたのはキース・シェンク音楽牧師。「クリスマスイブ礼拝に来る人々がイエスの到来をよりよく理解するため、その人たちとの交流を生みだそう」と言うもの。「新たに生まれた幼児キリストを礼拝しに来るよう全ての人が招かれている。音楽、ドラマのある楽しく美しいクリスマスになろう」と、助手のベティ・セマンさんは語った。
 水曜日にも午後6時から再演され、クリスマスイブの24日夕が最終となる。モール内での売り上げは青年のサークル活動に使用されると言う。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2005-12-27T02:45:27+09:00