【CJC=東京】スリランカ警察当局によると、同国東部バティカロアで12月25日未明、教会でのクリスマス・ミサの最中にタミル国民連合(TNA)の国会議員パラジャシンハム氏が至近距離から射殺された。共同通信が報じた。
さらにその直後、混雑した教会内で銃撃戦が起き、同議員の妻ら少なくとも8人が負傷した。複数と見られる犯人は全員逃走した。
TNAは少数派タミル人の反政府武装組織「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」に近いとされるところから、LTTEから離反し東部で勢力を維持するカルナ司令官の武装勢力の犯行との見方がある。□