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教皇が初のクリスマスメッセージで世界の連帯呼びかけ

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は12月25日、バチカン(ローマ教皇庁)で恒例のクリスマスメッセージ『ウルビ・エト・オルビ』(世界に向けた)を発表、「人々が団結すれば、テロや貧困、兵器拡散や伝染病、環境破壊に立ち向かえる」と述べ、世界の連帯を呼びかけた。中東和平や朝鮮半島での対話の進展にも期待を示した。
 4月に着座して以来、初めてのクリスマスメッセージで教皇は「聖地、イラク、レバノンで将来への希望が明確なものになるよう公正で賢明な行動がとられなければならない」と指摘、停滞している中東和平の進展を促した。北朝鮮を巡る対話促進など、アジアで「危険な争いを平和裏に解決すること」の必要性を示した。また「技術への過度の依存は貧しい精神や心の空洞化につながる」と強調した。
 そして恒例となっている各国語でお祝いの言葉を述べた。日本語でも「クリスマス、新年おめでとうございます」と述べた。□

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