【CJC=東京】ロシア正教会モスクワ総主教座は、スウェーデン福音ルーテル教会(国教会)との関係を断絶した、とインターファクス通信が12月27日報じた。スウェーデン教会が、同性愛者間の結合を祝福する式典の設定を決めたため。
「スウェーデン教会が、いわゆる同性間の結合に反対しないばかりか、祝福式典を行うという決定のニュースを失望と深い悲しみをもって受けた」と、ロシア正教会聖会議はモスクワでの会議の際に公表した声明で述べている。
聖会議のメンバーは、スウェーデン教会の決定が、家族と結婚に関する聖書の教えと、「同性愛が罪であり『混迷』と考えられることを疑いなく私たちに残した聖典の証し」に反していると信じる、と声明は指摘した。
1994年以来、スウェーデン政府は同性間の民事的結合を認め、スウェーデン教会は2005年にそのような結合のための特別な祝福式典を承認した。ただ、それは結婚式とは認めていない。□