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アレキシー二世がロシア正教会国教化論に反論

 【CJC=東京】ロシア正教会モスクワと全ロシアの総主教アレキシー二世が12月28日、英BBC放送(ロシア語)とのインタビューで、ロシア正教会が自ら国教会の地位を求めているとの主張が広まっていることに、同意してはいないと語った。「ロシアの教会が国教会の地位を求めている、とよく西側で聞かれる主張は虚偽だ」と言う。
 「歴史は、そのような状態が教会組織に負担をかけ、使命の自由な遂行を妨害しかねないことを教えている。教会は自由を重んじ、政府機構の一部に戻る計画などはない」と、アレキシー二世は語った。
 しかしアレキシー二世は、ロシア正教会のキリスト者が国家機関との優先的な協力を期待する権利があると信じている。「私たちの教会は、ロシア国家、ロシア文化、国民意識の興隆に貢献した。またロシア正教会は、国内最大の宗教団体であり、民間組織としては最古のものだ。ロシア内外で何百万人もの信仰を得ており、内的な力と道徳的権威に満ちた慰めの言葉で、ロシアを対立の深淵に陥ることから救った」と言う。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-01-09T19:15:37+09:00