【CJC=東京】米ペンシルベニア州ドーバー地区の学校区が2004年10月、公立高校の生物の授業で「インテリジェント・デザイン」(ID=知的計画)にも触れるようにとカリキュラム改定を決めたが、これが大論争を引き起こし、学校区委員会は1月3日、改定を取り下げた。
バーナデツト・リーンキング委員長は「これが最終決着だ」と述べた、とAP通信は報じている。学校区委員会は昨年11月の改選で導入反対委員が進出した。カリキュラムに含めることは憲法の政教分離原則に違反する、と連邦地裁も05年12月に判示している。□