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教皇「真理のうちに平和を構築する勇気を」と年頭メッセージ

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は1月1日、「神の母聖マリアの大祝日」の荘厳ミサを捧げ、すべての人々に平和の構築を呼びかけた。
 カトリック教会は、1年の初めを神の母マリアに捧げると共に、世界平和の日として記念する。バチカンの聖ピエトロ大聖堂で行われたミサには、教会関係者や各国外交官、そして多くの信徒たちが参列した。
 教皇は説教の中で「平和は真理のうちに」と題された今年の平和メッセージを紹介、また第二バチカン公会議文書「現代世界憲章」の「すべての人が新たな心で真の平和を求めなければ、より人間らしい世界を本当に建設することはできない」という言葉に言及した教皇は、各地で見られる不正義と暴力、またテロリズム、ニヒリズム、狂信的原理主義など、平和への数々の脅威を挙げた。
 教皇は、個人、諸民族、国際組織、大国には、戦争に対して厳しい態度を取る義務があり、、特に国連が平和、国政、連帯に向け努力していかなければならない、と強調した。□

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