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ニューヨークのフリー宗教記者アーリー氏死去

 【ニューヨーク=ENI・CJC】ニューヨークで唯一フリー宗教記者としてほぼ40年にわたって活躍したウィリアム・トレーシー・アーリー氏が2005年12月16日、死去した。71歳。1934年2月20日にテキサス州スナイダー生まれ、ウェイコー大学卒、57年南部バプテスト連盟で聖職者となり、63年、ニューヨークのユニオン神学校から神学博士号を得ている。64年から68年まで牧会に当たったほか陸軍従軍牧師を2年間務めた。
 世界キリスト教協議会のENI通信やカトリック・ニュースサービス(CNS)を始め専門紙、一般紙や通信社にも寄稿した。
 葬儀は1月7日、ニューヨークのリバーサイド教会で行われた。「彼はニューヨークで唯一フルタイムのフリーランス宗教記者だったと思う。誰にも仕えず、自分が自分のボスだと言っていた」と、チャールズ・ブリュースター牧師が追悼の言葉を述べたことが『ニューヨーク・デーリー・ニュース』紙が報じている。
 CNS通信のジム・ラッキー編集長は、アーリー氏を「紳士」だったとし、非公式ながら「ニューヨーク駐在代表」としていたことを誇りに思うと語った。
 アーリー氏は世界教会協議会のEPS通信の臨時編集長を1993年に務めたほか、94年に同通信が現在のENI通信に衣替えしてからも情報を提供、クリスチャン・サイエンス・モニター紙始め多数の宗教誌にも執筆している。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-01-17T01:57:27+09:00