【バチカン市=ZENIT・CJC】バチカン(ローマ教皇庁)文書館秘蔵の資料をインターネットで調べられるようになった(http://www.vatican.va/ )。
見ることの出来る収蔵品の中には、教皇クレメンス五世がテンプル騎士団員を赦免したことを記した十四世紀のシノンの羊皮紙やガリレオ・ガリレイ審判の記録もある。
文書館には一国の歴史に関する重要な記録も含まれている。「いくつかの国に関しては、バチカン記録が国史としては最古のものである」という説明も付けられている。
資料棚の総延長は85キロに達する。最古のものは8世紀になるが、継続的には1198年から集められている。
資料はこれまで教皇とバチカン当局が主に使用してきた。1881年には、教皇レオ十三世の決定により、収蔵資料の一部が学究調査のために公開されたことがある。□