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カトリック広報の日に向け教皇メッセージ

 【CJC=東京】2006年度カトリック教会の「世界広報の日」に向けた教皇ベネディクト十六世のメッセージが、ジャーナリストの保護者、聖フランシスコ・サレジオ司教教会博士を記念した1月24日発表された。
 「世界広報の日」は、福音宣教の中でも特に新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、映画など広報機関を用いて行う宣教について、教会全体で考え、祈ることを目的としている。今年は、日本では5月21日と定められている。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、40回目を迎える今年度「広報の日」の教皇メッセージのテーマは、「メディア=交流、一致、協力のネットワーク」。
 このメッセージの中で教皇は、コミュニケーションの迅速さだけが必ずしも社会内部の協力・一致の構築に直結するわけではないと指摘、真のコミュニケーションは、勇気と決意、また多くの情報に押しつぶされず、部分的・一時的な真実に妥協しない意志を必要とするものであり、メディアに携わる人々に真理に対する責任者、平和の推進者であるよう呼びかけることは大きな課題である、としている。
 最後に教皇は、ヨハネ・パウロ二世が広報関係者向けの使徒的書簡「迅速な発達」で唱えた共通善への奉仕としてのメディアに必要なもの「育成・参加・対話」を想起し、「メディアの責任ある批評的な使用の育成」「公共財産としてのメディアへの協力的・共同責任的精神を持った参加」「メディアを通しての対話促進、文化交流、連帯表明、平和への奉仕」を強調した。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-01-31T02:24:51+09:00